60歳になったら運用は終わり?引き出さないといけないの?
長らく確定拠出年金をやってきた方にとって、60歳の受給を楽しみにしてる方も多いでしょう。
60歳のタイミングで「急いで引き出さなきゃ!」と思っている方もいらっしゃると思いますが、ちょっと待ってください。実は、選べるんです。
受給開始年齢※になったらと言って必ず受給しなければならないわけではありません。
受給開始から70歳までの間に受給の請求をすればよいことになっています。
※受給開始年齢については、10年以上加入していた場合は60歳から受給可能です。
※10年未満だと、期間に応じて61~65歳から受給可能となります。
60歳で受け取らない場合、今まで積立てた資金を基に70歳まで運用を継続することができます。
この場合、新たに拠出は行わないので、加入者という立場から運用指図者に変わります。
(運用を続ける間、運用指図手数料として月額数百円程かかる場合があります。)
一般の運用の場合は、売買手数料やスイッチング手数料がかかりますが、確定拠出年金の場合はかかりません。受給開始後の運用においてもかからないので、運用面でも非常にメリットがある設計になっています。
ですので、そのまま運用を続けてもいいですし、受け取り時期を税制面から考慮して、70歳までのどこかのタイミングで受け取るというのも一つの方法だと思います。